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『 友といて独りあそびぞ朱夏の夢 』青のくさみ交心rs1701 [青のくさみ]


★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 青のくさみ交心 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★

★ 青のくさみ交心rs1701

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 友といて独りあそびぞ朱夏の夢

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 清呼さん、交心ありがとうございました。

 家族葬のいとなみの中に、とくべつのお心配りで、ぼくらまで参加させてもらって、ほんとうに感謝しています。
 友はさいごのさいごまで、ぼくらにもこころを尽くしてくれました。その心の大きさと熱さをもらって、はじめて、友に、何ひとつありがとうの心を伝えていなかったし、またなにひとつその感謝にお返しもすませていないことに気づかされ、後悔しました。
 今さらながら、ありがとうとすみませんを、つぶやくばかりです。


 みんなで思い出話を語らせてもらって、ほんとうに色々のことが想い出されました。50年もの間、青臭会の夏の旅、冬の旅を欠かさずつづけてこれたのも彼の愛の深さと利他の心の大きさによるものでした。

 その深い愛と大きな利他の心は、ぼくらにまで及ぶほどでしたから、もっと日常的に身近にいらっしゃる人たちへは、もっと強く、もっと熱く尽くされていたでしょうし、一期一会の巡り会いの人々にも、同じように大きく、深く、そして身を惜しまず、利他の心を分かち、尽くしてくれていたことを想い起こしていました。


 彼は、仏文学の最先端で研鑽を極め、素晴らしい業績を残しながら、為して誇らず、いつも身を低くして、人を敬い、人を立て、お世話の限りを尽くしてくれた人でした。
 フランス語はもちろん、英語も話せない青年がぼくに、フランスで料理の勉強がしたい、どうしたらできるか相談に来たとき、ぼくは咄嗟に彼を想い、青年を彼に紹介しました。友は親身になって青年の相談に乗り、彼は、短日のうちに、フランス留学をして、立派なシェフになって帰国しました。
 見ず知らずの青年にも利他の心を注いで、希望と勇気を与えることができた彼に、ぼくは驚嘆するばかりでした。


 そんなことも想い、また、山奥の住まいに移ってからの彼の変わりようについて念い、彼の中に、最も日本的な心が、自然の中で、急速に大きくなっていくのを感じ、期待もしていましたので、そのことを彼と語り合いたいと念ってもいました。

 最後に、常不軽菩薩と、フランスの友だちが彼を表していった「彼はサムライでした」という評価を、やはり彼の利他の心と身を惜しまぬ潔さの心として、ぼくもやはり「友はサムライでした」という話をしたかったのですけれど、ゼミの学生さんの語りかけを待たせることになるので、語らず仕舞で終わりました。相方さんからも「短く、短く」と釘を刺されてもいたのです。

 友と、語り合いたい大切なことがいっぱいいっぱい残されてしまいましたので、その口惜しさと愚痴も込めて、そんなことを呟かせてもらっています。
 つい、あなたにも、とりとめもなく、呟かさせてもらいました。ご寛容ください。


 友の死とともに、ぼくの「昭和」は終わった、と強く感じました。
 ぼくは、残る余生、友と語り合いたかった「日本の心」あるいは「常不軽菩薩」、「サムライ」、あるいは「恋弥勒」について、言葉あそびで、友と語りつづけることにしたいと念っています。

 友といて独りあそびぞ朱夏の夢   仁


 呼べばいつでも現れ語る

★★★ 『 蝉の声吾もいっしょに鳴き明かす 』青のくさみ交心rs1304 への交心です。 ★★★
 

 最近、山あそびをすると、よく、友が降りてきて、鳥や小さな毛ものたちとも戯れているのを見かけるようになりました。ときには仙女風の女人とも逍遙しています。
 友が望んでいた暮らしをはじめているのでしょうか・・・
 そのうちぼくも仲間に入れてもらおうと念っています。

 せせらぎにふたりがあそぶ涼新た   仁


 山の神とも友となりしか

 きみ翔べばわれも飛びたり薄紅葉   仁


 こころの彩も四囲に映えけり

★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 青柳仁リンク ★ 。・。・゜♪゜・。・。★


タグ: 俳句 余命
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